歯ぎしりがもたらす体に悪い10のことと自宅での治し方

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歯ぎしりがもたらす体に悪い10のことと自宅での治し方

自分で歯ぎしりをしていると自覚をしていることは少ないですが、夜中にギリギリ、ガリガリと歯ぎしりしていると、朝起きたときに顎が痛い、なんとなく頭痛や肩こりが続くという症状がでます。また、一緒に寝ている人に指摘されて気が付くことがあります。歯ぎしりは、気が付かないうちに、歯や顎にとても悪い影響をもたらします。
ここでは、歯ぎしりの原因や治し方を説明していきます。

1. 歯ぎしりの種類

一般的に歯ぎしりと言えば「夜寝ているときにギリギリ、ガリガリと歯をこすり合わせて音が出る状態」を思い浮かべますが、それだけではありません。
音が出ない歯ぎしりや昼間起きている間の歯ぎしりがあるのです。

1-1. 寝ているときの歯ぎしり

歯ぎしりの種類

・グラインディング

いわゆる歯ぎしりのことで、下顎を動かして上顎の歯と下顎の歯を擦り合わせギリギリと音を出します。

・タッピング

下顎を上下に小刻みに動かして、上の歯と下の歯でカチカチという音を出します。このタイプの歯ぎしりをしている人は多くありません。

・クレンチング

下顎は動かさず、ギューっと噛みしめることを言います。音が出ないので周りの人は気が付きません。朝起きたときの顎の痛みによって歯ぎしりに気が付くこともあります。

1-2. 起きているときの歯ぎしり

・上下歯列接触癖(TCH)

通常上の歯と下の歯の間には2mmから3mmの隙間があります。しかし、集中しているときやストレスが溜まっているときに上の歯と下の歯が噛んでいることがあります。
この癖を「上下歯列接触癖(TCH)」と言い、歯ぎしりの一つです。

2. 歯ぎしりの原因

突然、家族が歯ぎしりをするようになったら、体調がよくないのではないか、歯の噛み合わせが悪くなったのではないかと心配になりますよね。
歯ぎしりをどうしてしてしまうのかその原因を、見ていきます。

・心理的ストレス

歯ぎしりの主な原因はストレスです。配偶者との別れ、退職や転職などの環境の変化などでストレスを強く感じ、歯ぎしりを行うようになってしまいます。歯ぎしりをするとストレスが溜まっていると大脳に伝わりにくくなり、ストレス解消につながると言われています。そのため、ストレスを感じる時に、歯ぎしりをすることがあります。

・疲労

疲れていると肉体的にも精神的にもストレスが溜まってしまいます。そのストレスを解消するために、歯ぎしりを行ってしまうことがあります。

・アルコール

お酒を飲む席では会話が弾んで人間関係が円滑になったり、少量の飲酒は気分転換になったりとお酒は生活を豊かにしてくれるものですが、大量の飲酒は眠りが浅くなり、ストレスが溜まってしまいます。それにより、歯ぎしりを誘発してしまいます。

・噛み合わせ

一般的に噛み合わせが悪いと歯ぎしりを行ってしまうと言われています。ただ、噛み合わせが歯ぎしりの原因だという科学的な根拠はありません。

・筋肉の緊張

咀嚼筋(噛むための筋肉)は、ストレスや日中噛みしめていることによって強張ってしまいます。それを和らげようとして、歯ぎしりを行ってしまいます。

・集中している時

昼間の歯ぎしり(上の歯と下の歯が接触している)は、パソコンでの作業や家事など何かに集中しているときに多く認められます。

・噛む練習(幼児期の歯ぎしり)

子どもが夜中にギリギリと歯ぎしりをしていると驚いてしまう親御さんが多いかと思います。子どもの10%から20%が歯ぎしりをすると言われています。
はっきりとしたメカニズムはわかっていませんが、生えてきた歯で噛む練習を行ったり、子どもの歯を擦り減らせて後から生えてきた大人の歯とバランスを取ったりしていると考えられており心配は要りません。ほとんどの場合は、成長と共に歯ぎしりをしなくなるので、気長に待ってあげてください。

3. 歯ぎしりはどうして悪い?

歯ぎしりをしているのは良くない、頭痛や肩こりなど身体の不調にもつながっているとは思っていても、歯や身体にどのように悪いのかわからないと、やめようとできないものですよね。
歯ぎしりは歯だけでなく、ここでは、歯ぎしりによる弊害を説明していきたいと思います。

3-1. 一緒に寝ている人の睡眠が妨げられる

ギリギリやカチカチと歯ぎしりをする音が聞こえてくると、なかなか寝付けなかったり夜中に起きてしまったりしてしまいます。
一緒に寝ている人が寝不足になって健康に支障がでることもあります。

3-2. 歯がすり減る

歯がすり減る

(出展:日本歯科大学新潟病院)

歯が擦り合わされることによって、歯がどんどん削られてしまい、短くなってしまいます。
それにより、歯の噛み合わせがうまくいかなくなり、また歯きしりがするという悪循環となってしまいます。

3-3. 知覚過敏

歯ぎしりのよって歯のエナメル質が削られて、象牙質が露出してしまいます。
そうすると、冷たい食べ物や、甘いもの、風にあたった時などにピキッと痛みを感じるようになることがあります。

3-4. 歯の破折

寝ているときの歯ぎしりでは、日中では考えられないほどの力が歯にかかってしまいます。
そのため、異常な力が歯にかかることがあり、歯が折れてしまうことがあります。

3-5. 詰め物や被せ物が取れる

歯ぎしりによって治療を行ってある歯に異常な力がかかり、金属やプラスチック、セラミックでできている詰め物や被せ物が外れてしまいます。
また、セラミックの被せ物はお茶碗のように欠けてしまうことがあります。

3-6. 顎関節症

寝ているときの歯ぎしりだけでなく、日中上下の歯があたっている状態は顎に担がかかって、慢性的に顎が痛くなってしまうことがあります。

3-7. 歯周病の悪化

歯周病は骨の支えがなくなってしまっている状態です。
支えが少なくなっている歯に、歯ぎしりの力が加わることによって、更に骨の支えが減っていってしまいます。

3-8. 歯の痛み

歯に強い力がかかることによって、不快感のある鈍痛を慢性的に感じるようになってしまいます。

3-9. 顔貌の変化

歯が擦り減って噛み合わせが低くなると、口角が下がり、口元のしわ増えてしまうことがあります。
アンチエイジングのためにも歯ぎしりは、良くありません。

3-10. 頭痛・肩こり

噛む筋肉やその周囲の筋肉が緊張することになり、慢性的に頭痛や肩こりも引き起こされることがあります。

4. 歯ぎしりの治し方

4-1. 歯科医院での治療

・スプリント療法

スプリント療法

(出展:日本歯科大学新潟病院)

それぞれの歯型を取って、歯に合ったスプリント(マウスピース)を作っていきます。
これを夜寝るときに装着することによって、歯ぎしりを少なくし、歯を守り顎への負担を軽減していきます。

・薬物療法

筋肉の緊張を和らげる薬や、歯ぎしりや顎関節症、慢性的な歯の痛みには精神に働きかけるお薬を使うことがあります。
精神に働きかけるお薬を使うことに抵抗がある人がいますが、適切に使用すれば効果は絶大で、副作用も心配する必要はありません。

4-2. 家でできる治し方

・上下歯列接触癖(TCH)をやめる

昼間に歯と歯が接触している癖がついていると、夜間の歯ぎしりの原因となってしまいます。意識して、上の歯と下の歯を接触しないようにしましょう。
なかなか集中して作業中の時は、歯と歯が合わさっているかに気が回らないことがあります。一つの方法として、パソコンの画面や冷蔵庫などに「噛みしめない」などと書いたポストイットを張っておいたらどうでしょう。

また、上と下の歯が噛んでいると気が付いたら、頭を少し下向きになって深呼吸をするようにしましょう。

・噛む回数を増やす

ガムなどを噛むと歯ぎしりと同じようにストレスを解消する効果があります。
ストレスや疲れが溜まっているときはガムを噛んだり、食事に噛む回数を増やしたりするようにしましょう。

・枕を適切な高さにする

枕の高さが高いと歯と歯が自然と噛んでしまします。自分に合った高さの枕を使うようにしましょう。

・アルコールを少量に

過度の飲酒によって眠りが浅くなり、歯ぎしりをしてしまいやすくなります。深酒や寝酒はしないようにしましょう。

・ストレスや疲れを溜めない

ストレスは最大の原因です。自分なりの発散方法をみつけ、ストレスを強く感じないようにしましょう。また、疲れているときは栄養のバランスが良いものを食べ、早めに寝て、慢性化しないようにしましょう。

まとめ

歯ぎしりをしているのは良くないとは思っていても、一体何に悪いのかわからないものですよね。
歯ぎしりによって歯や顎に悪いだけではなく、肩こりや頭痛の原因となったり、口元にしわができ顔が老けて見えてしまう原因となってしまいます。
気がつかない体の不調にもなってしまします。歯ぎしりに気が付いたら、上記の治し方や原因を確認していただき、顎関節症を引き起こしていないか、歯が削られた状態になっていないか、よく注視をして、なるべく早く対処するようにしましょう。

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