おやっ?歯槽膿漏?6つの症状と原因、すぐできる5つの予防

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テレビのCMや歯磨き粉のパッケージなどで、「歯槽膿漏」という言葉を聞いた事がある方は沢山いらっしゃると思います。
しかし、具体的にどのような症状なのか、何故歯槽膿漏になるのか、といった事はあまりご存知無い方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は歯槽膿漏について、その症状や原因、予防方法についてご紹介致します。

1. 歯槽膿漏とは

歯槽膿漏は、「歯周病」と言われる歯茎の病気の一つです。
歯周病は、「歯肉炎」「歯周炎」「歯槽膿漏」と、症状の進行度合いにより呼び名が分けられていますが、歯槽膿漏は歯周病の中でも特に重度な場合を言います。
初期段階の歯肉炎は歯茎のみに炎症が起きている状態ですが、歯周炎になると歯を支えている「歯槽骨」という骨にまで炎症が広がっていきます。

歯周病の進行イメージ

炎症が広がるとこの歯槽骨が溶かされていき、歯槽膿漏になると歯茎から膿が出るようになります。
歯周病は放っておくと最終的には歯を支える事が出来なくなり、歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。

2. 歯槽膿漏で現れる症状

2-1. 歯茎の腫れ

歯茎が炎症を起こし、赤く腫れた状態になります。
歯肉炎の段階ですと、歯茎が腫れていても痛みが出ない事もあり、炎症を起こしている事に気付かない方が多いですが、歯周炎や歯槽膿漏になると歯茎がムズムズと痒く感じたり、痛みを感じる事があります。

又、身体の免疫力が落ちていると急性発作が起こり、膿が溜まっている事で酷く腫れ、強い痛みを伴う事があります。

2-2. 出血、膿

歯槽膿漏になると、ブラッシングの際に出血しやすくなったり、歯と歯茎の間から膿が出る事があります。
歯茎が細菌に感染すると、細菌と戦う為に白血球などの免疫細胞が働きます。それにより歯茎が腫れ、腫れた箇所は出血しやすくなるのです。

又、膿は細菌と戦った免疫細胞の死骸です。
膿が出るという事は、それだけ戦うべき細菌の力が強いという事なので、膿が出たら要注意です。

2-3. 口臭

歯槽膿漏で膿が出るようになると、口臭が気になるようになります。
膿そのものの匂いは勿論ですが、歯槽膿漏で歯周ポケットが深くなると、取りきれないプラークや歯石が蓄積され、その深い溝の中で細菌が繁殖し匂いを発するようになります。

2-4. 歯茎が下がる

歯槽膿漏になり歯槽骨が溶け始めると、歯茎も段々と下がり、歯が長く見えるようになります。
これを放置してしまうと、行く行くは歯の根っこが露出するようになり、冷たいものや熱いものがしみるようになります。

2-5. 歯並びが悪くなる

歯槽膿漏で歯槽骨が溶け、歯茎の状態が悪くなると、歯が移動しやすくなってしまいます。
その為、歯の向きや角度などに徐々に変化が見え始め、歯並びが悪くなってしまいます。
こういった歯並びの変化は噛み合わせの問題にも繋がってくる為、注意が必要です。

2-6. 歯がグラつく、抜ける

歯を支える歯槽骨が溶けると歯がグラグラしてきます。
歯がしっかりと支えられていないと、物を噛む事も難しくなり、噛む時には痛みを伴う事もあります。
歯槽骨が溶ければ溶ける程歯のグラつきは大きくなり、最終的には抜け落ちてしまいます。

3. 歯槽膿漏になる原因

3-1. 磨き残し

歯周病の説明図
歯周病になる原因は、プラークの中にいる歯周病菌です。
歯と歯茎の境目や、歯並びの悪い方は歯ブラシが届きにくいところに磨き残しが多く、この磨き残しに細菌が繁殖する事でプラークになります。

プラークの中にいる細菌が毒素を発すると、それにより歯茎が炎症を起こし歯肉炎になり、更に悪化すると歯周炎、歯槽膿漏となります。
プラークは丁寧にブラッシングする事で落とす事が出来ますが、プラークを放置してしまうと歯石となり、ご家庭でのブラッシングでは落とせなくなってしまいます。

歯石が出来るとその上にプラークが付着しやすくなり、更にお口の中の環境を悪化させてしまいます。
毎日の丁寧なブラッシングと、定期的な歯科医院でのクリーニングで、歯槽膿漏を予防しましょう。

3-2. 被せ物

ご自身に合っていない被せ物をされている場合、食べ物が挟まりやすくなるなど、プラークが溜まる原因となります。
又、噛み合わせの高さが合っていない被せ物は歯に負担を掛ける為、歯の根っこや歯茎が弱っていく原因となります。

被せ物をされている方は、毎日のブラッシングで被せ物と隣り合った歯との隙間を丁寧に磨く事に注意して頂き、定期検診で噛み合わせの確認や調整をしてもらって下さい。

3-3. タバコ

タバコを吸われる方は、歯槽膿漏になるリスクが高まります。
タバコに含まれる物質には血管を収縮させる作用がある為、血液の循環が悪くなり身体の抵抗力が弱くなります。
身体の抵抗力が弱くなると、細菌と戦う力を失いお口の中の状態はどんどん悪くなっていきます。

又、唾液の分泌を抑える物質もタバコには含まれており、お口の中が乾燥する事でプラークが付きやすい環境を作る事になってしまいます。
タバコを吸わない事が一番ですが、吸われる方は毎日の丁寧なブラッシングを欠かさず、お口の中を清潔に保つようにして下さい。

3-4. ストレス

ストレスは自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れを引き起こし、身体の抵抗力を奪ってしまいます。

又、ストレスによる無意識の食いしばりや歯ぎしりも歯や歯肉に負担を掛ける原因となります。
ストレスとの付き合い方は難しいかとは思いますが、適度に解消出来ると良いでしょう。

3-5. 全身疾患

糖尿病や骨粗しょう症、口腔乾燥症など全身疾患を患っている方は、血糖値や免疫力の問題などで歯周病になるリスクが高い事が分かっています。
治療内容によっては、全身疾患での掛かり付けの医師と歯科医師とで連携を取り、治療を進める必要があります。

4. 今日からできる自宅での予防方法

4-1. 歯磨き

フロスの写真
食後に必ず歯を磨いて頂き、プラークの付着を防ぐ事が大切です。
歯と歯の間、歯と歯茎の境目は特に注意し、デンタルフロスや歯間ブラシを併用して毎日の丁寧な歯磨きを心掛けて下さい。

4-2. 禁煙

タバコは歯槽膿漏のリスクを高めます。
健康な歯肉であっても、タバコに含まれる様々な有害物質により歯槽膿漏になる危険性が高まり、既に歯槽膿漏を患っている方にとってはその進行を促進させる要因となります。

4-3. ストレスの解消

睡眠不足やストレスは身体の免疫力を低下させます。免疫力が低下している時は歯槽膿漏が進行しやすくなります。
十分な睡眠を取り、適度にストレスを解消し、身体の免疫力を高めましょう。

4-4. 栄養バランスの取れたお食事

栄養バランスの取れたお食事を摂る事により、身体の免疫力を高めましょう。

又、歯の表面に付きやすい柔らかいものや、細菌を増殖させる甘い食べ物は多く摂り過ぎない方が良いでしょう。

4-5. 新陳代謝を上げる

適度な運動をする事で血行を促進し、新陳代謝を上げましょう。
新陳代謝が上がると唾液の分泌も促されます。
唾液はお口の中を綺麗に保つ働きをする為、歯槽膿漏の予防にも繋がります。

まとめ

歯肉炎の段階でしたら、歯科医院で歯石を綺麗に取ってもらい、毎日正しい方法で丁寧にブラッシングを続ける事で治す事が出来ます。
しかし、歯周炎や歯槽膿漏と症状が酷くなればなる程、完治させる事は難しくなります。
大切な歯を失わない為にも、定期的なクリーニングと日々のお手入れで、お口の中を清潔に保ちましょう。

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