痛みだけじゃない!インプラント術後に起こりうる6つの症状と生活の注意点

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痛みだけじゃない!インプラント術後に起こりうる6つの症状と生活における注意点



はじめに
虫歯や歯周病といったお口の中の病気や、不慮の事故などで歯を失った場合、その歯を補う方法の一つにインプラントがあります。

使い心地や見た目がご自身の歯に近く魅力的なインプラントですが、インプラントを埋め込む為には外科処置が必要となる為、術後のお痛みや腫れなどに不安を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
今回はインプラント術後に起こり得る症状や、術後の生活における注意点をご紹介致します。


1. インプラント術後に起こる各症状

インプラント術後に痛みのある人のイメージ

1-1. 術後の痛み


インプラント術後のお痛みには個人差がありますが、埋め込むインプラントの本数が多い方はお痛みが出やすくなります。

又、インプラントを埋め込む為に歯肉の移植手術が必要な場合や、顎の骨が痩せている方は骨を増やす手術が必要となる場合がありますが、そういった場合も術後のお痛みが出る可能性があります。


しかし、お痛みの度合いとしては抜歯後のお痛みとあまり変わらないと言われていますので、術後に処方された痛み止めを飲んで頂ければ問題ないでしょう。
お痛みが続く期間にも個人差がありますが、大体1週間程で治まります。



1-2. 術後の腫れ


インプラントを埋め込む本数が多い方は、歯茎を切開する範囲が広くなる為術後に腫れる事が考えられます。

歯肉の移植手術や骨を増やす処置など、必要となる処置が多い方も腫れる可能性があります。


腫れは大体2~3日程で治まってきますが、糖尿病など全身疾患が原因で体の抵抗力が弱っている方は、腫れが引くまでに時間が掛かる場合があります。



1-3. インプラント埋入箇所の違和感


インプラント術後は、それまで何も無かった場所に異物が埋め込まれる為、腫れが引いてもまだ腫れている感覚があるなど、何らかの違和感を感じられる事と思います。


傷口はまず表面の組織から再生していき、表面がきちんと覆われた後で内部の組織が再構築されていきます。
このように段階を踏んで治癒に向かっていく為、表面上では治っているように見えても、内部は完全に治り切っていないという事もあるのです。
ですので、違和感があるからと舌で触ってしまったり、指で押してしまったりすると、せっかく治りかけていた傷を悪化させてしまう事になりますので、術後1週間は傷口を刺激せず様子をみて下さい。



1-4. 出血


術後は多少の出血はありますが、唾液に少し血が混じる程度でしたら問題はありません。


出血の量が気になる場合は清潔なガーゼを30分程噛み、それでも血が治まらない場合は病院に連絡して下さい。

又、上顎の奥歯にインプラントを埋め込んだ場合は鼻血が出る場合があります。
これは鼻に通じる上顎洞という場所が炎症を起こす為で、処方されたお薬を飲んで頂ければ2週間程で治まるでしょう。
通常手術の翌日に傷口の確認と消毒がされますので、もし気になる事がありましたらこの時にも歯科医師に相談してみて下さい。



1-5. 痣(皮下出血)


インプラント術後に、口元に皮下出血による痣が出来る事があります。

骨を増やす手術など処置内容の幅が大きい方や、脳梗塞や心筋梗塞などの既往があり、血液をさらさらにするお薬を服用される方は、術後に痣が出来る可能性が高くなります。

1~2週間程で消えていきますが、念の為に口元を隠せるマスクを予めご用意頂くと安心です。



1-6. 口元の痺れや麻痺


術後は麻酔による麻痺が残っている事と思いますが、麻酔の効果は2時間程経てば消えていきますので心配ありません。

又、インプラントの手術中に神経が刺激される事で、唇やお口の周りに麻痺が残る場合がありますが、多くの場合は一時的なものなので、2~3週間程で徐々に麻痺は無くなっていきます。


しかし、長期間痺れや麻痺が治らないという場合は、埋め込まれたインプラントによって神経が圧迫されている可能性がある為、歯科医師に相談し検査してもらって下さい。


2. 術後の生活と注意点

硬いもの、香辛料、アルコールは×

2-1. 術後のお食事


術後は傷口を更に傷付け悪化させる事のないよう、硬いものを召し上がるのは控え、手術した箇所では食べ物を噛まないように気を付けて下さい。

香辛料などの刺激物は血液の循環を促進させ、傷口が開いてしまったり血が止まりにくくなる事がありますので、術後3日間程は控えて頂く事をおすすめ致します。


埋め込むインプラントが1本の場合は刺激物を避けて頂ければ基本的には問題無くお食事を摂って頂けるかと思いますが、複数本のインプラントを入れられる方はお粥やヨーグルト、お豆腐など栄養価が高く柔らかいものから召し上がって下さい。
傷口の状態やお痛みに合わせて、無理の無いようゆっくり通常のお食事に戻していきましょう。


2-2. 飲酒・喫煙


アルコールは血液の循環を促進させる為、お痛みの原因や傷口を悪化させる原因となります。

術後2〜3日は飲酒を控えて頂く事をおすすめ致します。
たばこは歯茎の毛細血管を収縮させるので、血行不良により傷が治りにくくなったり、インプラントと骨が結合するのを妨げる事になります。
普段喫煙されている方は歯科医師に相談し、決められた禁煙期間は必ず守るようにして下さい。


インプラントと喫煙の関係性については、以下の記事で詳しく説明しています。
インプラントをするタバコを吸う方に伝えたい3つのリスク

2-3. うがいは最低限に止める


インプラント術後2~3日は傷口のかさぶたが剥がれやすい状態です。

傷口からの出血や違和感でお口の中が気持ち悪く感じたり、うがいをしたくなるかと思いますが、この状態で頻繁にうがいをしてしまうとかさぶたが剥がれてしまいます。
かさぶたが剥がれてしまうと傷の治りが悪くなってしまいますので、お食事後や歯磨きの時など、必要な時以外にはうがいは控えて頂いた方が良いでしょう。
うがい薬の使用については歯科医師の判断を仰いで下さい。



2-4. 歯磨き

歯ブラシの写真
術後1週間は傷口には触らない方が良いので、歯磨きの際にはブラシを傷口に当てないように注意しながら行って下さい。
歯磨き粉も少量にし、お口をゆすぐ時もあまり強くうがいをしないようにして下さい。
歯磨き方法について歯科医師から指定がある場合は指定された方法に従い、お口の中を清潔に保って下さい。

2-5. お薬の服用

のみ薬のイメージ
インプラント術後には鎮痛剤(消炎剤)、抗生物質(化膿止め)、消炎酵素剤などのお薬が処方されるかと思います。
鎮痛剤は痛み止めの役割の他、手術箇所の炎症を抑える働きをするので、お痛みが出た時に服用して下さい。

抗生物質は傷口が細菌が入り込み化膿するのを防ぐお薬です。
抗生物質は決められた時間に継続して服用する事で効果を発揮する為、処方された分量は必ず飲み切るようにして下さい。

消炎酵素剤は化膿を防ぎ痛みや腫れを抑えるお薬です。
傷口の回復を助けるお薬なので、決められた用法用量で服用して下さい。

お薬の種類や服用する期間は手術の程度や患者様の全身状態により異なります。
万が一お薬が合わない、痛み止めが効かないといった異変を感じられた時には、すぐに歯科医師にお伝え下さい。

3. 痛みが出た時は

3-1. 感染症の可能性

インプラントを埋め込んだ場所は、細菌に感染しやすくなります。
インプラント術後1週間以上経ってもお痛みが続く場合や、お痛みがどんどん強くなる場合、膿が出ている場合は、インプラントを埋め込んだ箇所や周りの組織が感染症など何かしらの問題を起こしている可能性があります。
歯科医師に相談し、レントゲンやCTなどで検査してもらって下さい。
場合によってはインプラントを取り出さなければならない可能性もあります。

3-2. 痛み止めの種類

なかなかお痛みが引かない場合、お薬が合っていない可能性もあります。
痛み止めを服用しているのに効果を感じられないという場合は、お薬の種類を変える事によって解消される可能性がありますので、歯科医師にご相談下さい。

まとめ

現在多くの歯科医院でインプラントが取り入れられ、失った歯を補う方法として選択される方がいらっしゃいます。
しかし、今回ご紹介したように術後の過ごし方により傷口が治りにくくなってしまったり、感染症によりせっかく埋め込んだインプラントを取り出さなくてはならないなど、様々な事態が引き起こされる可能性があります。
インプラントをお考えの方は、こういったリスクや術後の正しい過ごし方について今一度ご確認頂き、現在術後で不安を抱えていらっしゃる方は、ご自身の判断で何かをするのではなく、心配な事は早い段階で歯科医師にご相談頂ければと思います。

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